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N526次乗車記




乗車した列車番号 乗車区間 切符の種類 切符の金額 乗車した日付
N526次
杭州ー梅龍
新空調軟座快速
40元
1月4日


杭州駅の軟席切符売り場 1月4日   この日は上海に戻り、そのまま夜行で北京に戻ります。今回も軟座で上海に戻るわけですが、はじめ杭州駅に到着後、切符売り場で人の多さに圧倒され翌日の切符しか買えませんでした。杭州駅の切符売り場は地下の駅出口から階段を上がって2階にありますが、軟席切符売り場は地上1階の上海方面にあります。バス停でいうなら、K518路城站ー火車東站バスの乗り場の近くです。ここの切符売り場の営業は朝8時から夜7時までです。
 切符は軟座で難なく買えました(40元)。が最近2階建てに乗る際、いつも下層でしたが、今回も下でした・・・。 寝台、座席を問わず、中国の2階建て車両の切符を販売する場合、下の層から販売して行きます。だから下の層の切符が売り切れないと上の層の切符は販売しないそうなのです。だから2階建て列車に乗るとき、上段を希望なら切符販売開始後すぐ買いに行くのではなく、乗車前日あたりに買いに行ったほうがいいかもしれません(もっとも既に売り切れている場合もあるので、ギャンブルです)。


杭州駅のロングボディーバス 1月4日 杭州駅のソナタ=ヒュンダイタクシー 1月4日

   翌日ぎりぎりまでホテルに滞在し、528路バスで杭州駅に行きました。杭州駅の軟席候車室は入り口さえ通ればホームへの出入りは自由で、列車さえくればいつでも撮影に行けました。今回13時台に発車する列車番号は4月の時刻表と変わっていますので、10月時の時刻表を購入された方は見落としがちですので注意してください。列車は10分ほど遅れてきましたが、発車は定刻どおりです。
 2階建て列車ですが(SRZ25B)、上海地区では多く走っており、北京地区ではほとんど見かけません。以前北京ー天津間のY列車(旅行)にはこの車両が使われていましたが、特急タイプの神州号の登場と共に、 地方に追いやられています。すでに春節対応の臨時増加硬座車両(加が付きます)が3両連結していました。

杭州駅の観光バス 1月4日 杭州駅の2階建て客車 1月4日 N526次のサボ 1月4日 梅龍駅に到着、機関車はこの先の新龍華で方向転換 1月4日

豫園の小籠包 マグネットコーティングを施された従業員の動きがいつもと違う 1月4日   発車後しばらくして杭州貨物機関区が左手に見えてきますが、4〜5台置かれているSL(多分稼動していません)を見ました。残念ながら自分はSLに疎いですので名前までは分かりませんでした。また北京の方では あまり見かけない北京型DLも数多く停まっていました。杭州ー梅龍間の列車の中で唯一いくつかの途中駅に停車するのがN526次で、後は途中停車なしです。車内は後付液晶TVがあり、金温線と同じ番組を放送していました。

 途中停車駅で硬座の乗客が軟座から乗り込もうとしますが、ことごとく服務員に追い払われています。列車は100キロペースのスピードで北上し、松江駅を出発した後で専用の線路に入り、ゆっくり梅龍に向かって行きます。列車は杭州駅を発車して2時間弱で梅龍に到着します。

 梅龍駅は上海地下鉄1号線の錦江楽園駅に近いですが、施設が仮設住宅っぽい造りです。2年後あたりにこの先の建設中の上海南駅がオープンしますので、杭州行きの専用列車はここから発車になります。

 場所が丁度高速道路の下にあるので、駅を出るときれいな上海とは程遠い騒音と人ごみで、デリケートな方には耐えられるか心配です。列車を降りた乗客のほとんどは地下鉄駅に向かって歩いて行きます。自分も人の流れに沿って上海駅に出るため地下鉄駅に急ぎ足で向かいました。


後日談・・・

豫園のハーゲンダッツ 1月4日  今回の上海訪問はずばり豫園の小籠包。前回の旅行(12月頭)では食べそびれいるのからです。地下鉄で黄陂南路駅で下車し、太平洋百貨の出口から淮海路を東に行くとバス停が見えてきます。そこから「新北門」停車のバスに乗り、新北門で下車すると、豫園の建物がみえてきます。 豫園の有名な南翔小籠包店の1階は、いつも混んでいます。今回も例外ではありません。
 待つこと30分、やっと小籠包を買えました。しばらく豫園内をうろつき、その後外灘にも行きましたが、暗くなってきたのでバス(十六浦で乗車))で上海火車行きに乗車して、上海駅に向かいました(バスによっては上海駅北口が終点のバスもあります)。

 上海滞在でいつも不快な思いをするのは乞食の多さ。以前は上海駅前と南京西路高級ホテル街に多数出没していましたが、最近は外灘、福州路、豫園商店にまで出没しています。種類も物乞い&子供のお涙頂戴からたかり系が増えたような気がします。静安寺の行き方を聞いてきたので、地下鉄で行く方法を教えたら、地下鉄の金が無いから頂戴といわれた。 また年頃の女の子2人組みで可愛い子系が「彼女のバイト先昨日潰れちゃったから、彼女今朝から何も食べていないんだよねー」とかバリエーションが増えています。

 あと身体障害者系も北京に次いで増えています。ほとんどが生まれつきではなく、(ほとんどが、借金が払えないため)後から無理矢理身体障害者に仕立てあげらる鬼畜の方法です。 ただ大半の乞食の背景には組織があるので、自分は彼らに絶対お金をあげないようにしています。肥えるのは彼らではなく、組織なのですから。
 乞食が増えるのも条件が揃っていて、沿岸地域と内陸の収入差の拡大→多くの人が都会に流れ込む→職が見つからず→お金が無くて(切符が買えなくて)故郷に戻れない→乞食に身を堕とすという悪循環が続いています。税金で手厚く保護される(また敢えてそれを無視する)日本のホームレスと比べると天国と地獄です。

中国に来て以来、いつも襤褸を纏った人々が路上で生活する風景を必ず目にしてしまうので見るに耐えられません。

 話がそれましたが、 いよいよZ列車で北に戻ります。

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