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大連往復と八達嶺

05年12月23日〜25日乗車 著者:伊藤様

*文章および画像は著作者にあります。したがて無断使用は厳禁!!


 仕事を終えた花の金曜日、12月23日に作戦開始。前日に買っておいた、T225/228次で天津から大連に向かいました。切符代は(120元)安いですが、ギュウギュウ詰めの硬座。補票をもらいに列車長の所に行けば良かったものの、見た感じ寝台車は1両しか無い?模様。もうめんどうになってこれでいいやと諦めました。
  対面シートで11時間、あまり寝れませんでした。もう、これに懲りたので 帰りは天津を通らない軟包が有るT83/82次の北京行き寝台車を選択。北京からは 約毎時1本有る特快列車で帰ろうと思い、大連に着いて朝一に速攻で買い求めました(391元)。

T225次大連市電
 切符が手に入ったので、屋台でお好み焼きみたいな物(2元)で朝食、 早速路面電車(1元)に乗りました。とりあえず路面電車の車庫の写真でも撮ろうと、ふらついていたら 小綺麗な食堂を発見。欲しい料理に指を刺し”テカ”と言いトレーに乗せてもらう(5.5元)。
 店を出てふらつくと、切手市場を発見。値切って170元でコインとスケルトンの台湾札セットをGET。 場所は路面電車203勝利橋で下車、橋の手前を右に行ってゴミ処理屋さんを通りすぎた所です。

郵便局弁当
 次に、快速軌道(4元)で大連開発区の展望台に行きました。 しかしこいつ自販機が有るが1台しか動いてないし、1枚でいいのに目的地を押すと2枚と表示が出ました。
 しかたないので(3元)で乗車する(こういうのが有るから有人販売所がなくならない)、 降りる時駅員がなんか言ってきました。まあ、でもそこは外国人の特権”ブーミンバイ”でかたずけ (1元)を渡し、別のカードをもらって自動改札器をパスし、外に出ました。
 展望台に行くバスが無いので 開発区の駅から歩きました。マイカル?(文字が微妙にちがう)の横を通りすぎ、坂の途中で 迷いながら上まで1.5時間もかかって上りました。
 基本的に中国は看板とか案内標識が有りません。有っても間違ってることが多いし、あてになりません。御気お付け下さいませ。

大連展望台大連開発区行き電車
 帰りは展望台行く途中で見かけたバス(2元)で大連市内に戻った。このバスに番号は無く【大連火車駅−開発区】としてあったので遠くからでも確認出来ました (快速軌道は料金高いし速度が遅い、終電が18:30ではちょっと不便かなー)。
 大連駅周辺の天津街で海賊版CDを購入1枚(9元)、会社へのお土産にヒマワリの種をなぜか 1Kg購入(6元)これが後で助かるとは、神のみぞ知る事となる。
 天津を通らない北京行きの軟包は高いが(391元)、やはり楽チンでした。車掌にパスポートを掲示して、キップと乗車カードを交換します。
 洗面所に歯磨きと靴下の洗濯に、洗面所には、くしと歯ブラシセットが付いていたのでそれを、 即効でGET、さっさとトイレに行き寝る準備はOKです。同室の中国人に「携帯がうるさいと」注意したら、メールでお話をしていたみたいです。ほんと声が大きのでブーハオ!そのうち私は朝の疲れで爆睡、朝になり車掌が起こしてくれるまで、2人ともグーグー寝てました。

大連駅T83次北京行き
 列車を降り、北京駅の外に出たら6:20、こんなに早く天津に帰ってもしょうがないので、 ローカル線で万里の長城に向かうことにする。ネットの情報では今年いっぱいは時間変更。本来7173次は9:10分発だが、朝7:35発に変更されているんだと知っていたので急ぐことに。
 トイレに入ったりなんだかんだで地下鉄で西直門まで出たら結局7:00になってしまう、ちゃんとA 出口で出て13号線の駅舎を背にして歩き出した、しかし北京北駅を探すが見失い、とってもアセる、 しょうがないので3輪バイクタクシーに北京北駅に連れて行ってもらう、値切るひまは無く、 相手の言い値(5元)でOK!でも奥まで車両は入れないらしく降りてから2,3分ほど 駆け足で歩くとようやく到着、ヤレヤレ。

7173次車窓から
 X線装置故障?係り員いない、駅に切符売り場が無い? ラウンジ(そんないいものではないが)の受付でなんか切符を購入する人を発見、 7173次で八達嶺まで買おうとするが、列車の中で買えと言われて、まだ暗いホームに通される。客車は止まってるが客車には入れない、寒い外で20人ほどのお客がまちぼうけです、間に合ったー。

 泥炭ストーブに燃料を一生懸命詰め込む作業員を横目に、車掌たちはおしゃべりしてる、 機関車の連結写真を撮っているといよいよドアが開く、発車して間もなく次の駅に。日本人が?乗車 対抗する列車をやりすごし、ほどなく発車、また駅で止まる。着いた駅で何人かが乗り込む。
 南口駅では40人ほどが乗り込む、窓側の席はいっぱいになる。車掌がヒマワリの種(1元)を 売りに来る、ここで昨日購入した1Kgのヒマワリの種を思い出し食べまくる、またたくまに私の下は カスの山が出来、乗車して来る中国人に敬遠されてだれもここに座りにこなかった”ゴメンナサイ”(このヒマワリの種が片手で歯と舌を使い上手に食べられると中国人に認められます、 ハシで上手にお豆さんがつまめて食べられるが如く、こちらの人はヒマワリの種が食せます)。
 この列車はカップラーメンを買うと別の係りがお湯を席まで運んでくれるサービスが有ります。 みんな沢山買っていた、私はヒマワリでお腹いっぱい、カップラーメンはノーサンキューでした。

青龍橋駅往復切符
 7173次は、だいたい1つの駅に20分ほど停車!この間対抗3便、追い抜かれ1便。なんか漫然と 停車もありで、こりゃ時間がかかるはずだわ。
 切符は車内で車掌に往復を進められたので、 そのまま購入するが、片道4.5元なのに往復買うと10元?良く見たら、白い手数料1元の紙を一緒に渡された。シマッター手数料の事すっかり忘れていました(まあZ列車の往復手数料が5元なのに1元だから、赤字路線の復興費と思うとマ、イッカ)。
 なんのかんので、有名なスイッチバックの青龍橋駅に着いたら10:35です。ここは登り専用 の駅で下りはここに来ません?駅名の表示が正しいのだろうか時刻表が正しいのだろうか疑問だ。 機関車が後ろ前の入れ替えをして動き出したら10:45です、トンネルを抜けてやっと 八達嶺10:53に到着。ここで乗客80人ぐらいのうち、約20人ほど乗客が下車しました。

7173次の後919路バス
 ふー...駅を出て左の方向に5分ほど歩くと、ケーブルカーで長城に登れる駐車場に着きます、 しかし昨日からの疲れが出て、もう長城に登る気力が有りません、帰りの7174次15:24まで暇をつぶせないのでバスで北京に戻ろうと思いました。
 八達嶺の駐車場からは919路バスが 地下鉄の積水潭まで出ています(ああー帰りの5.5元無駄にした)。ということで、919路は小さい高速道路の直通バス(12元)と、大きいバスで高速道路を 出たり入ったりしてお客を集めるバス(7元)がありますが、安い方を選択。
 このバスたちは近くの村で引き換えして来るので来るバスに”ベイジンダオ?”と問いかけてOKと言われるまで 何本か見送りました(今日はだいたい10分間隔で大きいのと小さいのが来てましたが 平日はどうか解りませんねー?)。待ってる間じゅう白タクが、「バスは来ないから乗らないか」と言って来ます、無視、無視(でも中には引っかかって乗る中国人もいました)。
 大きいバスは1.5時間かけて積水潭に、到着です(たぶん小さいのは1時間くらい)。 でっかい門(徳勝門)の所で降ろされるが駅まで3分ほど人を掻き分けて進みます。空腹のため 途中鶏肉のハンバーガー(3元)で腹ごしらえ、地下鉄で北京駅に行く。

北京駅城際特快切符売り場  時計を見ると、 T541次発車7分前!北京駅2階、通路の中ほどにある天津行カウンターで 13:50発を買うべく中国人といっしょにバーゲンのバトルの開始です。
 カウンター内にお金と手をギュッと入れ、”テンジン”と叫びます。係り員がその手からお金を受け取ってくれたら決着です、押しが弱いと負けです。カウンター上の発車ホーム表示を確認、”6番線ヨシ!”切符とおつりをワシ掴みで カウンターを緊急離脱。キップの時間を即効チェック、”13:50確認ヨシ!”あとは ホームまでダッシュです。改札はまだ空いてます、行け行けGOGO!
 切符に書いてある指定の席に着くと列車はすでに動きだしている。発車ベルも警笛も聞こえ無いので、音も無くスーです。車両にエンジンやモータ等の動力源がないので本当に静かでビックリです。慣れるまであせります、ウヒョーあぶないあぶない。 (良い子は窓口が空いたら購入ましょう、もしくは外でならんで普通に買いましょう)。

 今回も楽しい旅行でした。


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