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北京と青島と南京Z50次

05年12月30日〜06年1月2日乗車 著者:伊藤様

*文章および画像は著作者にあります。したがて無断使用は厳禁!!

T25次編  K296次編  Z50次編

  12/30から1/2まで4泊3日の日程で列車旅行を楽しみました。
 天津よりT540次で北京に、T25次で青島へ、K293/296次で南京に移動し、Z50次で北京へ、T531で天津に帰るコースです。Z50次以外のキップはそれぞれの駅に到着後すぐに買い求め旅行しました。なお、急に休暇が決まったため下調べは時刻表のみ到着した駅で現地の地図を購入して行動する事となりました。

 無座は嫌なので、T25次は天津西駅に停車する列車にもかかわらず、北京に出向きます。早く切符を買いたかったが、準備で出遅れてしまい天津10:30出発となる。天津駅に到着するとなにか様子がおかしい、霧で高速が通行止めらしくえらく込んでる、天津からはJALとANAが北京空港にバスを出してるが今日は列車に振り替え。ANAは軟座へ、JALは硬座へ案内するのを発見、このサービスの差が1位と2位の順番が入れ替わる要因の一つでしょうか。
 少し時間があったので天津駅構内をふらつく。トイレは相変わらず汚いままだが、コンコースのお店がすこし綺麗になりつつある。2008年8月8日に北京オリンピックだからね。

北京駅食堂

 T540は少し遅れて11:48北京に到着、T25次青島まで切符をすぐに購入。硬寝中段が買えた。無座じゃなくやれやれです。とりあえず北京駅で昼食を取る事にする。
 ココは清算システムが前払いです、集銀台でお金を出して3ヶ月有効のカードをもらいます。1回きりならまあ30元いれておけば十分です。カードにデポジットの5元が取られます。
 何件かあるので、ここの店員の呼び込みは活発です。そこで欲しい物を指差すなり、隣の人が食べてる物を示して店員にカードを出すと、そこから料金を引いてくれます。あとは適当な席に着いて料理が運ばれるのを待ちます。早い、少し高い、味は普通です。 帰る時に、集銀台にカードを出すと残金とデポジット料が帰って来ます。

 22:00までヒマなのでまだ乗ってない地下鉄13号線に乗るべく、乗り継ぎ割引の 5元キップで西直門に向かう、駅を出てふとひらめいた。前回まだ暗い早朝に道を間違えてとんでもない事になった北京北駅に行ってみたくなる(前の旅行記参照)。

北京北駅切符売り場北京北駅改札口

 なるほど昼間でもわかりにくい切符売り場。この先に駅があるとは思えない路地、 オンボロ駅舎がなつかしい。昼間はX線装置が動いてる。とりあえず納得したので本来の目的13号線に乗りに行く。
 5元キップの半券と日本の裏が黒い磁気テープタイプの切符に交換し自動改札器(オムロン製かな?)に通す。1号線に比べ列車本数は少ないです。少し待って列車に乗り東直門で降りる。13号線は国鉄の線と平行して走ります、これでは 国鉄の乗客が少ないはずですね。
 東直門のB出口を出たら106路のトロリーバスを発見、たしかこいつは北京南行きだ。停留所をさがすが見つからない?それもそのはず車庫が近いので地下鉄前では止まらない、B出口を出て交差点の左に車庫が有ったやれやれ(偶然とは言いながらC出口から出ていたらまた違う旅が始まったかな?場当たり旅行)。1元を車掌に払い席に着く。やっぱ始発は良いです列車もバスもねー。

106路トロリーバスウマー

 1時間ほどのんびり乗車106路は連結式でトロリー方式です。岐阜県の関に行く時の市電がこんな感じの列車だった、なつかしーねー日本じゃもう絶対乗れない貴重な体験です。
 バスは北京南駅に到着。だが、駅への表示がまったく無い。バスを降りて、 路地を右に行くとなんか長距離バスが変な止め方してうごめいてる所を発見。その奥が北京南駅でした。暗かったら絶対わからないです。
 小腹が減ったのでどれでも1元の串揚げを何本か食べて北京駅に戻る。大通りに出て、744路1元を車掌に払う。
 北京駅前のデパートでヒマつぶし、自販機でコカコーラを買って飲む3元。なんの疑いも無く5元札で購入し、おつりを出すためにつまみを回す。ほどなく1元硬貨が二枚戻るので 財布にしまい、商品を取り出しラッパ飲みする。

 この様に自販機を使いこなしてると中国人にじろじろ見られた。”おれは見世物じゃないよ”。コーラでお腹一杯、晩御飯不要になる。
 駅には発車1時間前に到着したほうが良いので、そろそろ中に入ることにする。あー疲れた、 青島まではぐっすり寝てやろう。硬寝中段というのが気になるがこれも良い経験だ。
 込み合ってる待合室でカップメンを拾う、というか隣の人がみかんの皮や鶏肉のゴミと いっしょに席においたまま改札の方に走って行った、しばらくしても戻って来ないしゴミにするのはもったいないので、私がありがたくいただくことにしました。

【T25次】
 さあ青島に向け出発です。T25次は北京を定刻の22:00出発です、乗車して気がついたのですが、この車両YW25Kだったと思う?は公衆電話が装備されていました。日本から通話料高いがボダ(ボーダフォン)持ってきてるので必要ないけど、中国の携帯から日本の携帯に掛けるとトランシーバーみたいに、言葉が1方通行で話ずらいんですよねー。
 また硬寝なのにACコンセントが装備されている。しかし電気は流れておらずしょんぼり。洗面所にコンセントが1個有るが故障してる残念。
 6人ずつの仕切り毎に液晶テレビが付いており、なんか繰り返しコマーシャルが流れていました。だれも見てないし。うるさいので電源を切ってやりました。車掌が乗車票とキップの交換に来ました。でもパスポートの提示を求められませんでした。

T25次:公衆電話T25次:硬臥

 個人差でしょうか?評判の良くない中段207元でしたが別に苦労しませんでした。むしろ乗りやすいです。
 軟寝の上段は馬に乗るアブミの様な小さい足掛けなので乗りにくいと思ってましたが、こいつはハシゴです。上段にも乗ってみましたが、窓の上が曲線でその部分が狭く感じましたし、上りきると持つ所が離れていてわたしにはちょっと怖かったです。
 周りの中国人はみんな育ちの良さそうな人ばかりで荷物も少なかったし快適に過ごせました。でも靴を脱いでベットに入ってほしい所ですね。

 なお11時ごろ強制消灯がありました。ただ停車駅が多いのでその度に人の出入りが有りざわつきますし、販売員が消灯後もたまに来てさわがしいですね。青島到着約1時間前に起こされて乗車票とキップの交換を行います。

 青島には定刻7:10に到着、予想外の雪が降ってました。早速上海行きのK296次を南京まで買う。希望どうりの軟寝下段が購入出来ました(379元)。しかしその先のどこでも買えるはずのZ50が買えません?窓口を変えてみても返事は”メイヨー”です。しかも端末を入力もせずいきなり返事が返って来ます、ガーンどうやって南京から戻ろうか。こんなの相手にしてもしょうが無い、まあ南京で買おうと思い市内地図を買い観光です。

天気の悪い青島駅前青島:公園

 中国には軍関係の見せ物が多いです、天津の海側のタングー(塘沽)に有る空母(ソビエト製)100元、北京の安定門のB出口から672路で行ける航空博物館(飛行機多数)40元、北京地下鉄駅の有る軍事博物館(戦車が多い)20元、青島の海軍博物館(潜水艦)20元の4つを見れば完璧です。中国に来たら話のタネに、どれか1つでも行きましょうね。
 写真OK、触れる、別料金出すと乗れる(動きませんが)等非常にオープンですし、他の観光地に比べるといろいろ勉強になりますよ。

中国製潜水艦中国製巡洋艦

 青島の海軍博物館に行くには青島駅を出て柵を右方向に行き、KFCのそばにあるバス亭の26路1元が便利です。4こ目の停留所、魯速公園で降りるとすぐ右です。
 お目当ての潜水艦は10元別料金でした、ここだけ珍しく写真撮影禁止と言われずーっとハッチから出るまで監視の目が、残念。あとここから歩いて5分ほどの距離、海ぞいに水族館が2つ有ります、もう5分歩くと海水浴場です、いまは冬です雪も降ってる!?なんか1団体が泳いでる、楽しそう、ヒエー青島おそるべし。

かもめの餌付けヒトデ
 バスで青島駅に戻り海岸を散策、カモメに餌を与えてよって来た所を写真に収めるサービスがあり、1枚20元?ヒトデを投網ですくって売ってた(生きています)1匹5元、海産物は豊富です。生きたままでいっぱい売ってた、値段が書いてないので時価でしょう。
 中山商城の近く高台にある、天主教堂に行く6角の切手付き絵葉書が付いた入場券6元ちょっと得した気分、そーいえば日本に4.5元かけて絵葉書送って2週間近いが家族からなーんにも反応がない。届いて無いかも?4.5元の高額切手が無いので局員が回りに5枚くらい切手を張っていた、住所の上に張られたかな?うーん大事なもんじゃないからまーいいか。天主教堂は広くて静かです、落ち着きがあり中国とは思えません。

海産物を売る店青島:天主堂

 南京発Z50の事をぼーっと考える。出口付近でお賽銭箱を発見、ポケットの中の1角玉を入れる、トイレを借りたが外はボロだけど掃除はきちんとして有った、さすが教会だ。

 駅に戻ったら、どこかのオヤジが話しかけて来る、キップは要らないかと言ってくる?ダフ屋ではなさそう、オレンジのチョッキを着てる、Z50の事を書いた紙を渡す。”買えるよ”えー!、とりあえず後について行くと外に19号集票所の看板が。
 そこでさっきの紙を渡す、軟寝下段は無いが上段が有るの返事にすかさず”OK”でも南京までのキップは有るのかと聞かれ、今朝買ったキップを手渡すと相手は納得400元+手数料5元で普通に買えた、しかも普通の手数料だ!
 この手数料の領収書からお隣の済南鉄路局出張所で外の19号集票所だったのだ、オヤジに礼を言ってその場を離れる。天主教堂のご利益か?

 緊張が解けたら、売店のうまそうな匂いに誘われてしまう、肉まんに煮卵も有る暖かそう、どれも1こ5角、安い、3元で満腹。

 デパートでパソコンの無いやつは聞けないMP3のCD28元が捨て値10元になってたので2枚買う、中国の歌とアメリカの映画音楽合わせて385曲が手に入ったさすがMP3だ。

【K296次】
 K296次は15:36発のためそそくさと駅舎に入る。閑散期の観光地のため客は少なめ。軟臥は1両しか繋いでおらず、ほぼ満席ラッキーでした。定刻に青島を後にする。
 同席の中国人夫婦は良い育ちの方でした。スイカをご馳走になったりDVDを一緒に見たり、インスタントコーヒーまでいただきました、年越しを中国の軟臥下段で過ごせたのは最高でした。
 で、この車両ACコンセントが付いてるのに電源が来てません。通路2箇所、洗面台、コンパートメントの中に1台有る部屋の液晶(コマーシャル専用)テレビは動作してました、と全部チェックして車掌に文句言ったら、電気は有料で供給すると言われました。

 中国人夫婦がパソコンで2時間ほどDVDを見てた時に、たしか10元を放送室(ここでコマーシャル流してる) に払いに行くのを見ました。見終わった時に車掌がまた来て、もっと電気はいらないかと 言って来ましたが、もういらないと言ったら切れました。多分1時間5元と思われます。

 青島の車掌はまじめに働いてました。トイレの紙は切れてないし、洗面所も綺麗。何といっても、だべってる姿をみませんでしたし、夜中に通路で見張りをしてました。本当にご苦労さまです。他の見本になってください。
 南京到着30分前に起こされ、乗車票と切符を交換してあわただしく出発準備です。
 列車は南京に定刻5:58に到着、途中から上の寝台の乗客が増えましたが、その人も一緒だった夫婦も私も4人全員降りました。乗客の半分はここで降りた様です。

【Z50次】
 1/1新年あけましておめでとうございます、いい旅だったー?でもまだ1日有るよ。
 南京駅はとても綺麗、飛行場の様です。しかもいつもの”候車室入口”の看板が無い!焦る、”候車庁”これかな?他と統一が取れてないです。しかも中が広いの、間際の乗車は不可能です。ホームまで最低15分はかかります。
 ここは駅の美観を保つためおいしい物が駅の外周りに一切ありません。構内に食堂も無い。肉まんと煮卵を売る机が有るだけ。
 コーヒとケーキ、もしくは構内のコンビニでパンかポテトチップを買って済ます事になります。飲水器がトイレの手洗い場と一緒になってる。この感覚がどうもズレてるんですよね。

南京駅候車室南京長江大橋
 南京地下鉄は綺麗ですが、美観を保つために物売り一切無し、トイレすら有りません、徹底してます。
切符を買うには自動券売機を使うするしかない。しかも対面販売でキップ(おもちゃのコイン、中国地下鉄のトレンド)が売ってないので機械慣れしてない人民が自販機の前でうごめいていました。
 タスキをかけた操作説明の人が沢山いて操作説明をしながらの実演販売で時間がかかるし、頻繁に機械が止まります。再起動する所を見たら”Windows2000”の文字が、パソコンとタッチパネルを利用した安物と判明、絶句。
 改札は入り口でコインを四角い読み取り部にかざして通過するんですが、不慣れな人民はここでも引っかかって行列でした、出るときはコインの穴に入れると出られます。なんか規格統一がバラバラでこの地下鉄も全部違う方式ですよー(※南京と広州と深センの地下鉄はコイン式です)。困ったもんです、外国人や地方の人民は混乱するでしょう必ず。

 南京駅切符売り場の横で市内地図を買う、額面6元なのに4元と言われるラッキー。さあ長江でも見に行こうとするが、バス停が駅に無い?駅を出て大通りぞいでやっと発見。結局30分くらい迷って136路で車掌に1元払って行く、天気のせいか対岸が見えない。
 興味本位で歩いて戻ることに、なんか変な揺れがする。下を列車が通ってる。シマッタ!来るときギリギリで起こされたし、暗かったので外見てなかった。関空の連絡橋みたいな感じです。 1元払うとエレベーターで下に降りれるが路線バスなさそうなのでやめる。橋下で韓国人?らしき団体観光客が歩いていた。
 橋梁に設置してある押しボタン信号故障、押しても変わらない。命がけで反対車線の バス停に行き戻る事に。フーッ今度は少し綺麗なバス空調?車掌いない、ガーン2元とられる。

南京地下鉄のコイン切符南京地下鉄の自動改札
 地下鉄で中華門まで3元で移動このへんは高架を走ってた、側壁が高く車両の2/3 しか出てないので写真撮りをあきらめて地下鉄と直交している南京南駅に行く。 やっぱ人が少ないですねー、ローカル線って感じ。
 なんか急に2階立てバスに乗りたくなる。駅前のバス停で確認16路は南京西駅行き、”ヤッター”のためこれに乗る1元(この無計画、適当なインスピレーションの元に次の行動を決める、やめられない一人旅) 。

 中華門で大量に乗り込んでくる。二階の立ち席もギューギューでスリや痴漢もへったくれも無い。これで走るのか?アクセルONとブレーキONを繰り返す危険な運転手、ダイヤの遅れを アクセルで調整するなよ気分が悪くなる。
 車内の液晶テレビが場所によって画像がWOWOのデスクランブル状態になる。デジタル受信器?漫画で公衆マナーを放送してた。みんな良く 見ておきなさい。新街口で一気に乗客が減る、鼓桜超えたら2階席の前に座れたのでうれしい。南京の信号は時間表示が有ります、でっかいデジタルであと何秒を表示、便利ですねー。

南京地下鉄南京南駅
 1時間ほどで南京西駅に到着する、南京西駅でZ50の文字が?南京始発21:06のはず のZ50は南京西始発20:35が加わり、回送列車がそのまんま客扱いに変更になって おりました。しかし20%の手数料取られるのがシャクに障るので購入しなかったですがね。

南京安食堂のおばちゃん南京西駅
 お昼は南京西駅前の10路バス停近く2件有る食堂の左側で食べて5元でした。肉類1品と野菜3品をチョイスしてご飯と、昆布のスープが付いて来た。大根の味が日本風でうまかったです(肉類もう1品取ると6元になる)。
   南京西駅付近は長江に面した港が有り、南京北駅方向に向かう渡し舟が有る様に地図には出てた、10路のバス1元で汽車西駅に出るがそれらしき岸壁は有っても連絡船が見当たらない?(後で解ったが地図の間違いで10路の終点まで行くと有るらしい)。 30分ほど付近をふらつくが残念見つからない。この10路も少し綺麗な空調バス2元が有る。 しかし冬場はヒーターがそれなりに入ってるのであまり意味は無い、ただし空いてるので 絶対座れます。汽車西駅から南京駅に戻る時はこの10路空調で帰った。

夜の南京駅Z50次の入線
 夜の南京駅は綺麗です、デートスポットになってました、町中こんな感じに早くしてほしい。 軟席候車庁は中央に自動演奏ピアノ、1番ホームに噴水の滝があり雰囲気バツグンです。 しかしです、南京駅の顔である軟席候車庁だがトイレは最低、ドア壊れて鍵かかんないし、 荷物やスーツを掛けるフックが外れて有りません。紙が装備されてないし外で売ってもいない、こういう所をなんとかしてほしいですね。

   8:45ごろ、後ろ前反対の状態で列車が牽引されて入線して来ました。 程なく2階から普通の候車庁の人が降りて来たので時間差のプライオリテイがあるんですね。
 なお機関車の写真を撮っていたので私が一番後ろの1号車に乗車する時は 発車4分前でしたが、8号の食堂車より前の部分で客を1人しか見かけなかったです。 ガラガラだ”ヤッター”車掌が上段の客に下側に移りたいかを聞いていました、 ほかの中国人たちはこのままで良いと言ってたが、自分は下段に移りたいと申しでた。
 ガラガラだから要求は通ると思ったしかし甘かった、OKともNGとも返事が無く 放置プレーされました。せっかく聞いてくれてまともにお仕事してたのに、 彼女の先輩がわるいんでしょうね、いい子になるといじめられるから悪い子になるのね。
 まあ室内のコンセントが使えたのでデジカメの電池を充電出来ましたし、各ベットに液晶テレビが付いておりましたので装備はさすがZ列車ですね。
 でも同室の太った中国人が無呼吸症候群らしく、豪快なイビキと窒息状態を繰り返し、枕で何度もそいつを起こして叱りました。相手は謝っていたから良いものの最低でした。

 当の車掌たちは17両ある半分の客車に客を乗せず13号車を自分たちのネグラにしておりまして発車したらぜんぜん姿を見てません。
 液体石鹸のボタンは外れるし、トイレの水を流すボタンは壊れてる、洗面台は詰まってる、ゴオルアーZ列車だろーが!! 青島のK296を見習ってちゃんと仕事しなさい!!この状況が解らない上層部の人は 管理能力を問われますよ日本なら、でもここは中国です。乗務員が乗客に迷惑をかけようが自分勝手に私物化しようがなんでもOK!!なんてファンタジーでメルヘンな列車でしょうか(笑)。

 北京到着30分前に起こされ、慌ただしく準備する、他の中国人も眠そうでした。 無呼吸症候群を早く直してね、みんなに迷惑かけてるよ。

 でも中国人って文句は言わないのね、自分の立場が危うくなる言動は絶対しない。通訳でもそうだ、私はしゃべれないが 相手の言葉の20%ぐらいは聞き取れる様になって来たのでわかってきた。文句の部分は世間話に置き換えてる!悪いことが悪いと言えない国に発展は無い、そう実感する。

 長旅で疲れたので、北京で遊ぶのを取りやめる。帰りは10元高い軟座で帰るため 外の窓口でキップを購入する。私の発音が聞き取れないらしく紙に”T531天津 らんぞー” とこのまま書いた紙を渡したらちゃんと買えた、おや?あなた日本語よめるんですかい!
 また霧で高速が通行止めですか?軟座も満席でした、グループで買った人に私の席をゆずって あげたので私は端の一人席に座れた、ラッキー、でもいつものヨーグルトとチョコレートの アイスクリームの販売が無くて残念です。
 今日は線路の電化工事を天津北駅でやってました、 屋根に穴を開けホームに穴ボコ開けてた、定刻に天津に到着。路線バス641路でアパートに帰る。
 そうだ今日は私の誕生日。正月3が日の誕生日は+アルファーが無いんですよ。正月という大イベントの最中ですからねー。ああ疲れた。4日ぶりに風呂に入ろう。

 お疲れさまでした。


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