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L517次:中華之星乗車記

05年12月17日乗車 著者:伊藤様

*文章および画像は著作者にあります。したがて無断使用は厳禁!!


 12/17に、中華の星乗りに行きました。天津からだとT11次11:29発で山海関まで出て、L517次17:00発瀋陽北行きがピッタリです。
 瀋陽北からは始発で買いやすいK54次21:25発、北京行きの夜行で北京に戻り、あとは天津までは約毎時1本出て、発車10分前でも買える特快で帰りました。

 じつはT11次が北京出発なので、途中駅の天津は無座の運命かと想いきや、なにも言わずとも切符に席が印刷されていました。ちよっとウレシイ。

 おや?9号車は天津用?

 この日は到着が10分遅れていたこともあり、われ先に9号車めがけて200人ほどがどっと押し寄せ修羅場となりました。私は怖いので、係りの人がとりあえずここからはいれと言ってくれた前の8号車より乗り込み、ただただ静観しておりました。すさまじいパワーです。

T11次北京ー瀋陽北天津駅に停車
 
”中華の星”乗車2時間の間にボッタクリのタクシーで老龍頭や、天下第一関観光、タクシーの運ちゃんとの値切り交渉等をする(相手は怒りだしたが11Km約2時間貸切、半値の28元で成立)。

 写真で見た”中華の星”より、なんかお掃除で綺麗になってました、食堂車の下の速度表示や変なペンキは消されてスッキリしてます。

中華之星軟座中華之星食堂車

 L517次の乗客は非常に少ないです、一等に夫婦1組、私と、男性1名、二等に男性2名、女性1名でした。列車時刻表に無い試験運転の列車はこんなもんですかね?
 一等座席のビデオ装置ですが、音がまともに出てません。音楽チャンネルは画像は正常ですがFMの放送局の無い所のようなザーというノイズみです、食堂車の音楽のほうはまったく別物が放映されていたので、DVDプレーヤーで再生していると思われます。

 外国映画、非常に音が小さい、携帯電話の着発信ノイズがもろの乗ってプップププ、プップップとたまに異音を発していました、中国のカンフー映画、中国の漫才共に音がデカスギ小音にしてもデカく、最大で耳が壊れます。

 あと、カーペットのせいで、静電気がすごいです、ドアの開閉やビデオのチャンネル操作時にバチバチ来て痛いですよ、トイレの取っ手に静電気注意みたいな名銘が?客をなめている。

軟座テーブル下のコンセント軟座テレビ

 AC220Vコンセントが、一等は中央の向かい合わせになった席33番から40番のテーブル下窓側と、食堂車のテーブル下窓側に日本の形がつかえました、3時間乗車でカメラの電池2本とも100%充電出来ました、よかったのはこれくらいですね。

山海関の中華之星全容

 瀋陽北駅で”中華の星”が回送する間際に5人ほど地方の方が乗り込んで行き一等車の中ほどでだべってるのを発見、乗務員と彼らはそのまま車庫へ回送です。車庫の近くの人かな?九州でもこんな風景あったぞと想い、しばらく見送ってました(なんか新幹線ぽいです、山海関で鳴らした警笛もモロ聞いた風だし)。

食堂車外観発車を待つK54次瀋陽北→北京

 北京行きK54次は身分章の記録をしてました。中国人はID(身分証)を、私はパスポートを掲示、乗務員が日誌みたいなのに記録してました、犯罪者の足取りがつかめるのかな?上海行きや、西安行きのZ列車ではそんなの無かったのに、ここだけですかねー。

 そのK54次で中国人どうしのトラブルが、かなり大声でやりあってました。駅で売った切符と旅行社が手配した白いレシートみたいな切符がダブルブッキングです。最終的に列車長の判断で旅行社の切符の人は他の席に行かされてました。

 K54は700Kmを10時間ほどかけて北京にいきます。途中何度も停車し、他の列車のゴボウ抜きに合います。時刻表は途中停車無しのZみたいなんですが、やっぱりKなんですよね、この停車時間で睡眠時間を確保してくれていたんです。

 でも停車中に中国人が携帯電話でピコピコゲームしだすんで、ウルサクて頭に来たので”ショージブーハオ”とどなってやったらマナーモードでゲームしてやがるの。
 移動中のレールノイズは心地良いが、停車中の静けさは隣の話し声やら、いびきの音が聞こえるのでいやだ、遅くても良いのでとりあえず動いていてほしいと思ったんです。北京の五環路上空を北京空港行きの飛行機が低く飛んでるのを見たら、うわー北京だ、帰って来たんだーと、ほっとしました。

長々と書きましたが以上です。

北京駅に入るK54次天津に行く京津城際特快、これで天津に戻った

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