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北京ー上海、Z1次乗車記

05年3月13日乗車 著者:オオハラ様

*文章および画像は著作者にあります。したがて無断使用は厳禁!!


DF11G牽引のZ直達特快列車(イメージ)

 友人と別れた後、中心部に向かうことにしました。
 半年振りに13号線に乗りましたが、相変わらず本数が少ないうえに車内が暗いです。どうせここまでタクシーで来たのだから帰りもタクシーにすればよかったと思いました。
 西直門で環状線に乗り換え前門で降りました。天安門広場に面した国立博物館に「北京五輪開幕まで〜日〜時間〜分〜秒」と表示された掲示板が設置されていました。

天安門広場(イメージ)  いつも通りプラプラと歩き続け天檀公園東側にある紅橋市場まで行ってしまいました。ああいうところで怪しい土産物を物色するのは楽しいものでしたが、最近はさすがに新鮮味が薄れてきました。
 まだまだ時間があるので隣接するケンタッキーでコーヒーを飲みながら時間をつぶしました。この時は砂糖とミルクを入れたのでわかりませんでしたが、別の機会にブラックで飲んだら非常にまずかったです。6元という喫茶店に比べてはるかに安い値段にも納得です。

 タクシーで駅に向かいましたが、初乗りで着きました。なんか土産でも買おうと思いスーパーで大好きな燕京ビールを4本買って駅に入りました。X線検査を受けた後、軟席候車室に行きましたが直達の乗客でしょうか、えらい込み合っていたので2階のコンコースの改札前で待ちました。

 19:00に改札が始まりホームに降りました。向かいの線路には蘇州行きの直達が停まっています。乗車車両は3号車です。列車員に切符を見せて乗車して軟臥の室内に入ったらなんと液晶テレビが付いていません。直達には全て液晶が付いていると思っていたので落胆しました。
 後で知りましたが上海行きと杭州行きは製造企業がちがうから付いてないのですね。もちろん向かいの蘇州行きは全寝台に液晶が装備されていました。
 トイレは停車中でも使えるはずですが、鍵がかけられていて使えません。発車前の段階で見ることができたのは洗面所だけでした。

 そうこうしていると「え〜こんなところじゃ寝れないよ〜」と日本語の女性の声が聞こえてきました。なんと日本の女子大生グループが同じ車両に乗車していたのです。中国の鉄道車内で日本人にあったのは後にも先にもこれ1度きりです。
 食堂車で食べようかなと思い行きましたが(遠かった)、たちこめるタバコの煙を見て食べる気をなくし戻りました。
 車内販売の人が套餐を売りに来たので初めて買いました。おいしかったですが上段だったため食べるのに苦労しました。大きなプラスチック製のプレートだったため、補助椅子では食べれないので、上段奥の荷物収納スペースをテーブルにして食べました。

 食べ終わった後は廊下での女子大生達との旅の思い出話に花が咲きました。彼女達は北京大学で3週間語学研修を行い、それが終了したので上海へ移動して観光し帰国するそうです。
 盛り上がっているところで同室の人が来て「もう寝るから」とボディラングエッジで示してきたので、部屋に戻らざるを得ませんでした。ただその人の親(かなりの年の老人)がいびきがうるさく、またたまに詰まるので恐ろしい限りでした(呼吸困難に陥るのではと思いました) 。

 翌日は鎮江を過ぎたあたりで起きました。本当は長江大橋を渡っているところで起きていたかったですが無理でした。
 しばらくして常州を通過します。この町は自分の地元の埼玉県所沢市と姉妹都市関係にあり昔から知っているのですが、今だ行ったことはありません。天気は雲に覆われていて太陽が透けて見える程度なのでいいほうです。

 昼間は晴れてました。無錫あたりで女子大生たちが起きてきました。みんな眠そうです。水田・運河・点在する湖などいかにも江南らしい風景を眺めながら旅の終わりが近づいている事への寂しさを感じました。
 次第に建物が多くなってきます。昆山や上海西駅を通過し列車もいよいよ減速して来ました。途中から並行して走る明珠線を見たら上海に戻ってきたんだなと思いました。連続して続くポイントをクネクネ曲がりながら通過しホームに滑り込みました。

 定刻どおりに到着した列車から降り出発時は暗くて撮れなかった車両の写真を撮りました。その後、女子大生たちと写真を撮り別れました。
 戻れば2限から授業出れましたが、さすがに行く気がせず延安東路トンネル経由で浦東に行く路線バスで浦東に行き見物して戻りました。

 これで車中3泊の鉄道旅行は終わりです。文才がないので単調な感じになってしまいましたね。次は8〜9月にかけての「南北縦断往復1万5千キロの旅」を投稿しようと思います(書くのに時間かかりそうですが) 。

上海夜景(イメージ)上海夜景(イメージ)

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