やっぱり九寨溝は遠かった。 5月1日(日)
6時起床、7時に朝食なので指定された処に行くとまだ準備中。こんなのんびりとした3星ホテル見た事が無い。
7時30分出発。どうみても自分以外の乗客は中国人。どおらや北京の留学生専用の旅行会社といえども仕事の中身は現地旅行会社に丸投げという形だ。おとなしい外国人はいないのか。バスは途中2箇所回り、覚えているのは西南交通大学で客を拾った事か。
ルートは成都ー都江堰ー茂県ー松藩ー川主寺ー九寨溝という道順だったが、なにせ泊まる予定のホテルが3箇所もあるので何処に泊まるかが不安だった。できれば九寨溝のホテルが一番いいのだが、世の中そんなに甘くない。
成都ー都江堰間は高速道路があるので問題なくスイスイ行けるが、この先が問題。すぐ山に入り、くねった山道を登っていく。それにしても目的が同じバスや自家用車がが多いから信じられないところで渋滞が発生する。一発目は11時過ぎ、何でこんなところで・・・?と疑問を抱かざる得ない場所で起こった。前も後ろも自動車だらけ。もちろん九寨溝方面で、反対方向はガラガラ。30分後ようやく渋滞が解消される。
二発目は追突事故。退避車線の無いところで、無謀な自家用車が観光バスに追突したらしい。周りを取り囲む野次馬車と公安車が必要以上に多かったので、ここも抜けるのに20分かかった。
ところで中国人のドライバーはなぜバトルをやりたくなるのか?というのも別のバスや自動車と追い抜き追い抜かれたりする場面がごく当たり前かのようであるから恐ろしい。無論くねくねな山の中だから落ちたら最後です。どうせ着く時間なんて5分や10分の差なのだろうに、こういった奴らに命を預けたくない。運ちゃん面白い人だったが。運転技術は神がかかっているが、もちろん乗客のことを考えた運転なんてみられない。車酔いする人も現れた。次からは飛行機を利用しよう・・・。
13:00、ガイドが「昼食まで後44キロ」と告げ、みなヘナヘナになる。この時の中国人たちは恐ろしく静かだった。14:30、茂県で昼食を摂るが、美味しくなかった。さらに先に進みトイレ休憩に到着すると、白毛のヤクたちが我々を出迎えてくれた。トイレは有料で5角。あいにく小銭がなく角と分で5角分払おうとしたら分はつき返された。普通の人よりも安い金額でトイレを利用できた。
18:00過ぎようやく川主寺ホテルに着く。暗くなったからか随分寒い。周りは何もなく、考えていた以上にお粗末なホテルだったが、明日明後日とホテルとは呼べない部屋で過ごした事を考えると、ここは幾らかマシだった。
もうちょっと北に行くと街があるが、車のスピードが怖いので道路を出歩かないほうが懸命。夜は時速100キロ近くのの車が多く通過します。
21時過ぎ、自称”マッサージ屋”が来たが速攻で断った。テレビはあるが40チャンネルあるうち見れたのは四川衛星のみであとは神砂嵐だった・・・。
その後停電は起こる、中国人は騒ぐでなかなか寝付けず、最後に時計を見たのは夜中1時だった。ちなみに起床時間は5時・・・。
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