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日々之中国生活日記:05年8月



8月19日(金曜日)

 この日はいよいよ中国に飛び立つ日、本来なら広州往復か香港往復の飛行機区間だが、不純な野望があるために訳あって上海で降りることに。飛行機は中国東方航空のエコノミー45日オープン。夏なので料金は冬場の1.5倍はするのであんまり高い便には乗りたくなかった。東方航空は上海が本拠地なので飛ぶ便は朝:上海→昼:日本というルートになっているため、どうしても午後発になってしまう。
 だから朝はゆっくり起きて、前日に準備しておいた荷物を最終確認して、親の車で土呂駅まで送ってもらい、あとは赤羽で京浜東北線で日暮里まで行き、そこから京成電鉄で成田第2ビルまで。スカイライナーは満席だったため、普通の特急で行く。
 一時間半くらいで成田空港に到着。あらかじめ指定されたカウンターに行き、搭乗券を発行してもらうが、放送案内で乗る飛行機:MU524便が遅れるとのこと。やってくれるよ中国系飛行機!!何で毎回遅れるンかなー?航空会社の信用は安全性と、定刻運行なのに早くも信用されないミスをやらかしてくれた。
 搭乗時刻はどんどん遅れて、13時50分発がいつの間にか15時半になっていた。今飛んでも時差1時間遅れとしても着くのは上海で17時過ぎ。早く上海に着いて、上海駅前の陸橋から上海駅を発車する直達特快(Z列車)の迎撃構想が早くも打ち崩された。しかもフライト前に30分ほど飛行機の下から「グオー」、「ガー」と煩い音が聞こえてくる。機内放送だと機体の整備ですなんて言うが、そんなもの搭乗する前に終わらせろ!!

本日の出国人数フィリピン航空
 なんだかんだで17時半過ぎ上海浦東空港に到着。いそいそと入管場所へ行くと長蛇の列。挙げ句の果てに二列で並んでいた列が途中から合流していることが判明!!ここで1時間以上待たされる。入国が終わり、荷物を取りに行くと、長い時間取りに来なかったためか、スーツケースはベルトコンベアから降ろされて、同じくまだ取りに来ない知らない乗客の荷物と共にぽつんと降ろされて放置されていた。
 重い荷物を転がし長ーーーい通路を渡り、リニア搭乗口に行くと、もう今日の運転は終わったと。ありえねえ!!ざけんな!!お前ら社会をなめすぎ!!と罵っても仕方が無いので、また長い通路を戻り、上海駅まで行くエアポートバスに乗る。この時点で夜19時をまわっていた。

 今日はこれから旅行屋石井さんと会う約束をしているのに、これじゃあ会わす顔が無い!!と無念の思いをかみ締めて上海駅前に到着。すぐ予約しておいた中亜飯店に突撃。チェックイン後、石井さんがホテルのフロントまで来ていただけるということなのでそこで旅行屋石井さんと会う。旅行屋石井さんは今中国で新しく会社を立ち上げて活躍している、日中旅行業界のマスターだ。
 飛行機のトラブルとはいえ長時間待たせたのに、「阿部さんとお会いできるのは光栄です」なんていわれた日にはもう恐縮するばかり。一緒に上海駅裏にある安い料理屋で美味しいご飯を食べ話に花が咲きました。旅行屋石井さんには21日のT157次泰州ーハルピン(瀋陽北下車)行きの高級軟臥切符を頼んでおいたので、その取引も無事に終わり、明日のオフ会でまた会うことを約束し、ホテルの部屋に戻った。

8月20日(土曜日)

6:00起床
6:30地下鉄3号線で隣の中譚路站に行く。
6:40上海駅と西駅の間の陸橋に陣取り
7:00直達列車迎撃
7:55周恩来号迎撃
8:15ホテルに戻り朝食
9:30T708次軟座切符を買いに行く
10:00チャーリーさんとニモ5さんと合流
10:30とある陸橋に行き迎撃
11:15寝台軟さん合流
12:00上海西駅方面に行く、タクシーはタイヤとタイヤハウスが接触しすぎ
12:15列車迎撃
13:00上海五鋼に行く。人民広場までタクシー、そこから952B路バス
15:05宝ヤンに到着、
15:15すぐ蒸気が来る
16:00蒸気待ち、来ない
17:00蒸気待ち、来ないので撤収
17:30地下鉄1号線の始発までタクシーで行く、地下鉄3号線の始発駅に、宝山のタクシーは行けない
18:10上海駅で地下鉄3号線に乗り換える、非常に面倒
18:30延安西路に到着
18:35SY1698さん、旅行屋石井さん合流、オフ会開始
19:30ニモ5さん涙の撤収
22:30オフ会終了
23:00ホテル到着
25:00ネタを打っている

競争直達回送
 この日は朝早く起きて、地下鉄3号線で隣の中潭路駅に行き、そこの陸橋から撮り鉄。しかしここの場所はあんまり良くなく、満足はいかなかった。ホテルに戻り朝食に。3階が改装中な為、25階まで上がる。25階は見晴らしのいい場所だが、上海駅方面に料理が置かれているので駅を眺めながらの朝食は食べれなかった。
 9時半に上海駅の軟席切符売り場に行き、明日のT708次南京西駅行きの切符を買う。79元だった。10時に駅出口で、チャーリーさんとニモ5さんと待ち合わせ。チャーリーさんは現在、美人な中国人奥さんと2人暮らし。将来は社長候補でうらやましい。西出雲駅で御馴染みのニモ5さんは本来なら自分と入れ替わりで18日に帰国する予定だったが、不幸な事故に巻き込まれて20日帰国になった。でも無事に帰れるからよかったと思う。3人で始めに上海駅前デパートで買い物。上海西駅近くの陸橋に行き撮り鉄。11時にナローと前進専門の寝台軟さんが合流。

南京西→寧波行き特快金温鉄道所有車両:鎮江ー温州
 その後場所を変えて、タクシーで杭州方面の列車が通過する場所へ。そこで撮り鉄をした後はタクシーで人民公園に行き、そこから宝山行きのバスに乗り、蒸気機関車の撮影に行く。ここでは上游蒸気機関車が朝と午後に工場とヤードの中を往復する。着いたのが丁度15時過ぎ。踏切から進入し、しばらく歩くと後の工場のゲートが開いている・・・、つーことは・・・。やっべ、蒸気キターーーーッ!!しかも退避する場所無いィィィ!!男4人裸の大将のごとく線路上を走り、退避できるところまで戻る。 蒸気が工場の中に消え入った後は、線路上を歩いて、ヤードまで歩く。

蒸気に不意打ちを喰らった

 ところがその後待てど暮らせど蒸気が戻ってこない。普段なら16時半にはヤードに戻っているはずだが、結局17時過ぎても戻ってこなかったので、諦めてタクシーを拾い地下鉄1号線の始発駅まで行く。


 今日、上海市内で『第一次中国鉄路オフ会』があり、幹事役の上游ハンターことSY1698さんが店を予約してくれたが約束の18時には間に合わない。すみません・・・。

第一次中国鉄路オフ会:引力=鉄!!。
05年8月20日。 ボーゲン、ニモ5さん、SY1698さん、
寝台軟さん(後ろ)、チャーリーさん、旅行屋石井さん

 上海駅で3号線に乗り換え、延安西路駅で降りて、日本総領事館近くの日本料理屋に行く。この時点で18時30分過ぎ。その後旅行屋石井さんも合流し、『第一次中国鉄路オフ会』開始。残念ながらニモ5さんは用事で途中退席してしまうが、直前に撮った6人の集合写真は輝ける日本人中国鉄路ファンの集いとしての一歩となりそうだ。夜22時過ぎまで楽しく過ごし、あとはお開き。各自自宅に戻る。


8月21日(日曜日)

こちらを参考

8月22日(月曜日)

こちらを参考

 瀋陽北駅に着いて翌日の中華之星チケットを購入。そのご撮り鉄に行くが暑さでかなわず撤収。17時近くに銀行に行くが、外貨両替は16:30で終了とのこと。残念。

瀋陽北ー広州東行きT91次挟まれました
 夜はホテルのVCDで『ロードオブザリング:王の帰還』を放映していたが、機械の調子が悪いか、2箇所で同じシーンが3回流れた。戦いの最終局面で「私は女だ!!」と暗黒騎士をぶっ刺すシーン(笑)。

8月23日(火曜日)

『中華之星』乗車プレビューこちら  Y510次乗車記はこちら

 現在、中国の各鉄路局では、必ずといっても良いくらい暑運のピークになっていると毎日報道している。つまりこれは『切符が買えません』ということを意味する。

そんじゃお宅はどうなの?と聞かれれば、『モロに喰らいました・・・』と凹む。

 当初本来の予定は夜の香港国境通過の状況を取材するため、26日に北京西ー深センのT107次軟臥を予定。ところがT107次は全部『無』。無座すら売り切れ。 ありえねえ!絶対「切符発売制限」を行なっていると調査したいが、切符売り場の周りにいる人が普段の5倍いるので駅舎内を移動するだけでも大変なのでやめた。

 (注:北京、西発のT特快はZ列車とかぶっている場合、100%軟臥は没有と表示されている。また長距離は発車24時間前から『有』と表示されているケースが多い。

 しょうがないから26日T15次とT29次の広州行きを聞いたら、硬臥上段か、T15次の高級軟臥があると言われても手持ちのキャッシュがないため、80元を溝に捨てる気持ちで保険としてT29次の硬臥を買っておいた。クソ暑い北京の夜のことだった。

 ちなみにT15次2人用高包料金は1305元とT97次香港行き高包1311元と比べて6元しか違わねえ!!

 その後、留学時代の家庭教師と北京師範大学で会い、晩御飯を共にした。

8月24日(水曜日)

 朝、崇文門側の新僑飯店隣の中国銀行で両替。その後病院に行き、お昼までには北京西駅に行く。26日は偶数日なので案の上余裕でT97次香港行きの軟臥が買えた。
 ということであとは80元を溝に捨てに北京駅の切符の払い戻しに行く。昼間なのに専用窓口には黒山が出来ている。っていうかテメーらみんなダフ屋かよ!!まさに戦争状態。少しは並び待ちができないのか?こいつらを押しのけようやく現金をゲット。そのまま昨日払えなかった残り2日分の宿代になった。

 北京での食事はほとんどが吉野家。サラダを食べたい理由のためこの期間よく通ったが大盛り、飲み物、サラダセットで20元近くする価格には泣かされます(日本の並盛より安いが)。あとは超高級ホテルのレストランか、不味くて、高くて、人でなしな国営系のレストランしか選択肢が無いわけで、当然行くわけが無い。

 とはいえ吉野家も出来れば行きたくなかった。理由は並び待ちが多い。いや客が多いんじゃなくで、カウンターで人を待たせるのが吉野家北京駅前店の経営方針らしい。3人もいてレジ打ちできるのたった一人。あとは厨房からカウンターに商品を運ぶ事しかできない従業員が2人。それに何でラケット持って厨房から出てくるわけ?その掴んだ手きちんと洗っているの?そのうちそういったところから食中毒が発生しそうで怖い。こいつらにマジで「無能」と烙印を押してやった。

8月25日(木曜日)

 朝9時に礼士南でDazhaoさんと待ち合わせ。Dazhaoさんはネットのプロで本サイトやブログのサイトデザインも手がけてくれた恩のある方である。2人でバスに乗り北京南駅方面に撮り鉄目的で行く。しばらく堪能した後は、今度は北京西駅へ。機関区に入れそうだったから入ってきた。

泰州ーハルピン:T157次K117次:北京西ーパンジーホア

北京西機関区@北京西駅機関区A
 午後はDazhaoさんと別れ、バスで昌平に行き、中国の友人と会う。夜ホテルに戻る。

 北京で忘れた中国語を思い出すべくバスに乗り(テレビついています)、ホテルの部屋でニュースを聞いたりと悪あがきを繰り返しているが、最近目に付くものは相変らず「抗日ネタ」ばかり。今日なんて坑日ミュージカルなる陳腐な劇場を放映していた。ニュースが終わったあとは抗日ドラマか抗日映画。よくこんなクソ以下の捏造映画を流しているなあとアホらしく見えてくる。まあ『弱い』中国、『裸の王様』あか党を隠蔽するための『国威高揚』目的以外何者でもないが。折角、中日友好で渡航してくる人達がいるのに、あか政府は全てを水に流してくれる。

 仮想敵国を作って、国民を自分たちの汚物政治から目をそらす。こんな卑劣極まりない民度の低いあか政府が指導しているから、いつになっても中日の真の平和は来ない。民間レベルで(自分も)仲良くやっているのに、上が能無しだと、結局迷惑を被るのは民間だ。

 明日からT97次香港行きの列車に乗るのだが、北京西駅で出国審査を受けるのでその後はビザなし状態=列車内以外不法滞在になってしまうので、缶詰状態になる。だからホテル近くの『親切、安い』と謳っているスーパーに買い物に行った。
ところが、従業員が鬼のようにいる。入っている客よりも多い。もしや国営か?と思ったらそう。そして価格を見たらびびりまくり。価格が市販の2倍やんけ!!

 駅前だから価格が高いのか単なる拝金主義から来ているか分からんが、『安い』と言う看板は明らかに「うそ、偽り」の価格詐欺罪にあたるといってもいいくらいひどい(ちなみに空港だと市価の3倍、ありえねえ)。
 と言うわけで皆さん、中国でもの(食品)を買うときは必ず大きなスーパーで買ってください。駅側や列車内で買うならば必要最低限度で抑えるべきです。ヨーカドーに行くと、服務員一流、物価格安ですが、駅前の国営系だと服務員三流、価格天文学級です。

 明日は頑張って王府井まで行って食料品を調達します。

8月26日(金曜日)

泰州ーハルピン行きT157次K28次の北朝鮮車両
T97次乗車記はこちら

8月27日(土曜日)

 香港は物価高。日本に比べるとちょっぴり安いが、中国の物価安の恩恵を受けていた自分にとっては地獄以外何者でもない。今日たべたご飯が最低20HKj。コーラ7HKj!!中国の倍。 外資系のレストランっていったらそりゃあ目も当てられないくらい天上界クラスです。あまりのビンボーに泣きそうになりました。朝食も15HKjクラスだし。あと逆シャアのDVDは売っていなかったので買っていません。
なぜ重慶マンションの側のセブンイレブンにくろやひんずーやぱきちゃんが屯しているかは分かりません。でもくろは親切。

香港(ホンハム)駅前やスターフェリー乗り場前では、法輪功の信者達がいかに中国政府が自分たちを弾圧してきたかとビラ配りや街頭演説を行なっているが、天安門広場で信者に抗議の焼身自殺を行なわせる法輪功もどうかと思う。結局は同じ穴の狢でしょうが。

8月28日(日曜日)

スターフェリーで香港島へ香港島セントラル付近
ミッキーマウスの吊革ディズニー専用線車内
 今日は香港島まで行って、そこから東涌線でディズニーランド線、お昼に九龍塘に行き、広州東ー香港間の国際列車を狙う。しかしおっかいのが在来線とよくかぶる事。振り返ればヤツが居る!!在来線は従来のダースベーダータイプが減って狐タイプが増えた。これも日本製だよな。

九廣鉄道新型:狐タイプ九廣鉄道:帝国軍タイプ
スターフェリー乗り場付近ヴィクトリア湾夜景
8月29日(月曜日)

虎穴入りずんば虎児を得ず:香港両替編

 旅行に行く際に無くてはならないものはパスポートとお金。パスポートは証明書だから無くさない限りずっと手元に有るが、お金は使わないと生活できないので人によってはどんどん減っていく。
 ビクシーな生活も良いが、ビザ代300HKjを今夜払わなければいけないのでドーしても金が足りず今日は両替に行ってきた。

 外国に来て厄介なのは両替。何しろ2ヶ月中国に行かなかったら人民元切り上げなどがあり、
帰国前:1万円=770元が8月20日:1万円720元以下に落ちていたのは正直辛かった。何しろ差額50元少々で中華之星の硬座に乗れる料金なのだ。

と地団太踏んでも仕方ないので両替屋が多く有る重慶マンションに行ってきた。

 香港にはいたるところに両替屋がある。KCR(九廣鉄道)の駅にすら有る場合がある。ところが街中や駅中での表立っているところはすこぶるレートが悪い。1万円=660HKjがいいところだ。アメリカjのT/Cも扱っているがレートは更によくない。夜中香港到着や、急な出費などは利用しても良いが、3000円以下にする方がいい。損した額の大きさに後でショックを受けるダメージが少ないからだ。

 と言う事で有名な重慶マンションで両替だが、初めて行く人にとっては雰囲気は十分怪しすぎるし、黒人やインド人、偽ブランドを売りつけてくる奴や宿の客引きもいる。入り口にも女性の人が受け付けている両替屋も有るが、ここもすこぶるレートが悪い。両替をするときは必ず買う(buy)のレートを見ること。売る(sell)は違います。

 奥に行くとさらに雰囲気は怪しくなるがちゃんと警備員がいるので治安は問題ない。自分がよく行く店はネイザンロードの入り口から入って奥の通路を左に曲がり、さらに右に曲がると2つ両替店が有るのでここでやってもらっている。

 店番はインド人で非常に怪しい雰囲気を醸し出しているが、レートいい。お金を出せばきちんと表のレート通りに計算してくれるし、領収書も発行してくれる。

 ということで虎の子を増やしかったら重慶マンションの奥まで行って、入り口でレート(買う)をよく確かめてから両替する事をお勧めする。今日の平均レートは1万円=700HKj。

ホンハム駅側の料金所香港島へ行く地下トンネル
8月30日(火曜日)

 今日は香港から広州に移動。ホテルをチェックアウトした後は九廣鉄路で尖東駅まで行き、隣のホンハム駅まで4.5HKで行く。10時に山根氏と待ち合わせ。山根氏は世界の携帯電話の初日本人ジャーナリストとして日本と香港をしょっちゅう飛び回っている方で私から見れば羨望の的である。
 ホンハム駅で一緒に朝食をとりながら、ジャーナリストとしての生活や、地道に続けて努力すればいずれなれるとありがたいアドバイスを頂いた。やはり副業でもいいから目指すのは中国鉄道ジャーナリストか?(笑)

九廣鉄道の内部ホンハム駅の出国ゲート
 山根氏と別れた後は、この駅でT812次:広州東駅行きに乗る。本来ならKTTに乗車したかったのだが、時間の都合で、チープな中国車両に乗ることに。隣の乗客は最悪。靴脱ぎだすし、足臭いし。ハングル新聞読んでいるから韓国かとおもったが「こいつはくせー!pi-の匂いがぷんぷんするぜーッ!!」みたいに行儀が悪い。
 列車の服務員の態度も名ばかりの食堂車も大したことなく(なぜ写真撮影禁止なの?)、豚飯ご飯(盛り付け方法、加工方法が雑!!)が50HKjと中国側の「超拝金主義法」を見せ付けてくれる。とりあえず堪えて広州東まで乗ってやった。

全てにおいてKTTに負けている中国車両連結しない方がいい食堂車
 2時間かからずに広州東駅に到着し、入国管理を通過し、ホテルに向かうためタクシーを拾う。広州東駅周辺はタクシーが乗客を拾う目的での停車が禁止で、それを知らない自分はタクシーを停めたらたちまち公安が来て、タクシーの運ちゃんが罰金を払う羽目に!「ごめんなさい!!」
 別のタクシーを拾い、銀河大酒店まで。こいつはわざわざ回り道をしやがった。ホテルは広州東から北方面にあり、側を深セン行きの高速道路が通っている。ネットはLANカードを借りての無線ラン。説明書が英語だったが、何とか開通させた。

 その後、バスで広州東駅の中信広場というでかいビルに行き、人材派遣会社の方と会う。そのごは側の中国銀行で両替。案内してくれた女性の方はとても親切。いい感じな銀行でした。その後はバスで広州駅側で撮り鉄。暗くなっているのでバスでホテルまで戻る。

8月31日(水曜日)

ドイツのコピー藍箭号全車両硬臥編成の城際特快
 明日からしばらく同じ宿に根を張ることになるのだが、明日行って大丈夫か不安。新たな根城は『中山大学』の寮で、1人部屋トイレシャワー付き、1泊80元と想像していたよりはずっと安く、しかも今日退寮者が出ると聞いてほっとした。というのも明日から9月で新しく入ってくる留学生共が棲む学生寮に、素人ニートが棲んで大丈夫なのだろうか?と言う状態。前金払おうとしたら明日でいいと言われ、名前だけ登録はしてきた。

 これで明日ダメだったら完璧に『家なき子』だな。ちなみにそこの寮はネットできるが5か月分400元払わねばならず、長く滞在しても1ヶ月以内なんだから同じ寮のワンバアで我慢する事に。もっともそのワンバア午後3時半から営業開始といつもの中華的営業方法をとっているので先が思いやられる。更新は厳しいかも。

 今日は朝から部屋探しに加え、朝一で広州駅地下鉄入り口で公開裁判をみて気分がブルーに。囚人23人、警官その倍。しかもマシンガン手にしているし、撮ったら撃たれていそう。

 撮り鉄の環境広州ー広州東でお腹いっぱい。でも蒸し暑すぎ(この日の気温自体は25℃と高くないが35℃という日もあった)。しかも時間帯によっては一時間に1本しか来ない場合もあり、なかなかシビアだ。

ともかく明日泊まる所が有るか無いかは己の悪運にかかって来る(笑)。

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